考察の集積地

偏屈な女です。

デベロッパー就活①

私はデベロッパーになる。

同年代の大学生や大学の先輩に話をすると、「そうなんだ!よかったね!!」

とお祝いの言葉をいただけることが多い。

 

一方で、専門学校に行った友人や、もっと上の世代の方だと、「何をする職業なの?」と仕事内容を聞かれることが多い。(説明するのが面倒なので「都市開発をする会社に入ります」と答えることにしている)

 

大学生や新米社会人を除いて圧倒的に認知度の低いデベロッパーという職業だが、就職活動はそう簡単ではなかった。

 

 

大手の就職活動も大体終わって7月になったということで、備忘録として私の就職活動記録を残しておこうと思う。今後就職活動をする後輩諸君には参考にしてほしい。

 

 

就職活動において気になるであろう私のスペック

大学:MARCH大学

語学:留学経験なし

部活動:非体育会

 

改めてみるとホントにしょぼい。嘘だろ。自分でもびっくりした。

インターンは1社も参加せず。(3年の1月まで就活すらしてなかった。)

 

活動の時期

1月~3月 とにかくがむしゃらに企業研究&説明会に参加。

 

無限にある企業の前に立ち尽くしていた。とりあえずひたすらに企業の名前と何をやっている企業なのかをピックアップしまくりの日々。

 

1月になり、「その日のうちに最速がもらえるかも?!」なんて甘い言葉に騙されて参加した学生と企業のマッチングのイベントで就職偏差値47という数字を出される。

 

マッチングイベントとは

マッチングイベントでは大抵、参加企業が当日まで発表されず、参加すると急に企業側の紹介が15分程度で済まされる。そしていきなり学生のディスカッションタイムが始まり、これに企業の人事が点数をつけるという何ともヘンテコなイベントである。

 

この種のイベント、参加企業がコンサルのみとか、メーカーのみとかカテゴリーで分けられているならディスカッションの判断材料にもなるが、そんなものは全くなく、コンサル、百貨店、不動産、メーカーと各種の人事がごちゃまぜで判断をしていく。しかも、6,7グループが同時にディスカッションしている様子を、各社1人ずつ人事がテーブルをまわって学生の様子をチェックしていく。嘘でしょ。たまたまその時発言している人しか見られないやんけ。普通の選考のディスカッションならはじかれる"自分が話しまくって他人の意見を聞かないやつ"が評価される舞台だった。納得いかない。

その後、人事の目に留まった(喋りまくってた)学生は別室に呼ばれスカウトを受け、その他の学生は質問タイムというあからさまな時間つぶしを食らう。

 

就職偏差値が書かれた紙はもらって即ビリビリに破り捨てて、帰りの駅のごみ箱に捨てた。

 

1度目で懲りず、2回目に他のマッチングイベントに参加したときも同じようなシステムで進んだため、だいたいのマッチングイベントがこのような流れで行われると思われる。

 

教訓は「参加企業が当日までわからないイベントには参加するな」である。

 

 

また1月には人材会社のリクルーターと面談をして企業を紹介してもらったこともあった。こちらは、知らなかった企業と出会えるという意味ではよかったが、評判が悪い会社も良いところだけ紹介されて、その中でいい会社、悪い会社の判断をしているうちに、自分の見る会社の幅が狭まる(紹介してもらえるのは認知度の低い会社)と感じた。そのスタイルの就活を続けると、大手企業とのご縁の可能性は0になると感じたため、こちらも早々に利用しなくなる。

 

今考えるとはらわたが煮えくり返りそうなリクルーターもいた。(リクルーターの面談も3回ほどした。)デベロッパーの就職も考えていると伝えた際「うーん。まぁ正直その大学だと厳しいから、他の業種の方がいいかな」って言われた経験があったのだ。確かに私のような大学からデベロッパーへの就職は難しいというのが当然の判断だろうと思う。でも可能性がないっていうのは言うべきじゃない。それをうのみにしてデベロッパー就活をしなかったらと考えると恐ろしい。

 

 

私はデベロッパーを目指して、内定の可能性を信じて就職活動を続けて本当によかった。

 

ただ、私は不動産業界に限って就職活動をしていたが、デベロッパー就活をする人に関しては、不動産業界に絞る事はお勧めしない。

 

理由はまた次回。